ラストワンマイル協同組合 「宅配ミニ」関東・関⻄エリアで本格展開 〜1個 320 円 業界最安⽔準の宅配サービスを提供〜 〜LCC 配送ソリューションとして EC 需要拡⼤の受け⽫⽬指す〜

2024年7月2日

ラストワンマイル協同組合(理事⻑:志村直純、東京都府中市)は、「LCC 配送ソ
リューション」を強⼒に進めていきます。新たなサービスとして、業界最安⽔準の
「宅配ミニ」を開発し、本格的な運⽤を関東1都 2 県、関⻄2府2県で 6 ⽉よりス
タートさせました。
「宅配ミニ」は、対象エリアにおいて、「三辺の合計が 55cm 以下」「重さ1.5kg
以下」の⼩荷物の配送を「1個当たり 320 円(税込)」で提供する業界最安⽔準の
サービスです。専⽤の BOX や封筒などを購⼊する必要もないため、ユーザーは安
価、かつ、⼿軽にサービスが利⽤できます。
【「宅配ミニ」開始の背景】
2024 年 4 ⽉より、トラックドライバーの時間外労働の上限規制が施⾏され、あわせ
て、改正された改善基準告⽰も施⾏されました。いわゆる物流の「2024 年問題」が
クローズアップされる中、この対応として、宅配⼤⼿をはじめ、多くの物流企業は
「料⾦の値上げ」を進めております。
あわせて、3 ⽉には 8%の運賃⽔準の引き上げに向けて、新しいトラックの「標準的
な運賃」が国⼟交通省より告⽰され、今後ますます運賃の上昇が⾒込まれておりま
す。
⼀⽅、このような状況においても、宅配・EC 市場は拡⼤が続いております。
宅配物を⼀般ユーザーの皆さまに届ける「ラストワンマイル」事業は、社会インフ
ラとして定着しておりますが、このコストの値上がりが続くと、荷主企業のみなら
ず、消費者にとっても⼤きな負担となってしまいます。
当協同組合では、ビジョンとして「EC 配送の拡⼤及び宅配の益々増加に対して、安
定した配送を通じて地域社会に貢献する」との項⽬を定めており、少しでも安価な
料⾦で提供できるサービスメニューの開発を⾏ってきました。
中⼩事業者が連携して、荷主企業と直に契約するため、多重下請け構造を排し、組合員
のネットワークで直に配送を⾏っております。共同受注・共同配送のメリットを⽣かし
た混載配送を活⽤することで効率化を図るとともに、業務の簡素化と独⾃システムの活⽤
による省⼒化を徹底することにより、より安価な運賃と⾼い配送品質を実現しました。
2024 年度が始まる直前に「宅配ミニ」の制度設計が完了し、2024 年3⽉からトライ
アルに着⼿しました。同 5 ⽉からは実際に受注をスタートし、通販⼤⼿の荷主企業
の協⼒のもと、約 1 カ⽉間にわたって運⽤を⾏いました。
この間、サービス⽔準や収益性、顧客ニーズの把握を⾏なうとともに、運⽤にあた
っての課題の抽出も⾏ない、「低価格であっても、精度の⾼い配送を持続的に提供
できる」ことを確認したため、この度、関東(東京都、埼⽟県、神奈川県)と関⻄
(⼤阪府、京都府、兵庫県、奈良県)で⼀⻫にサービスを展開させました。
【「宅配ミニ」サービスの概要】
・対象の荷物 :3辺合計 55cm 以下、重さ 1.5kg以下
・荷物の実績 :コスメ、家電部品、P C 部品、⾐料品、健康⾷品、書籍、雑貨等
・料 ⾦ :1個につき 320 円(税込)、専⽤ボックス・封筒などの購⼊は不要
・配送エリア :
[関東1都2県]
〈東京都〉
23 区全域・清瀬市・東久留⽶市・⻄東京市・武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市・東村⼭
市・東⼤和市・⼩平市・⼩⾦井市・⽴川市・国分寺市・府中市・稲城市・多摩市・⽇野市・
昭島市・町⽥市・⼋王⼦市
〈埼⽟県〉
さいたま市中央区・浦和区・桜区・緑区・南区・川⼝市・蕨市・⼾⽥市・志⽊市・朝霞市・
和光市・新座市・川越市・ふじみ野市・越⾕市・春⽇部市
〈神奈川県〉
横浜市鶴⾒区・神奈川区、川崎市幸区、・相模原市全域・座間市・⼤和市・海⽼名市・厚⽊

[関⻄2府2県]
〈⼤阪府〉
⼤阪市全域・堺市全域・池⽥市・箕⾯市・茨⽊市・⾼槻市・枚⽅市・交野市・豊中市・吹⽥
市・摂津市・寝屋川市・四條畷市・守⼝市・⾨真市・⼤東市・東⼤阪市・⼋尾市・柏原市・
藤井寺市・⽻曳野市・松原市・⼤阪狭⼭市・富⽥林市・河内⻑野市・和泉市
〈京都府〉
京都市全域
〈兵庫県〉
神⼾市須磨区・垂⽔区・⻄区・三⽊市・⼩野市・明⽯市・加古川市・⾼砂市・姫路市・播磨
町・稲美町
〈奈良県〉
奈良市、⽣駒市・⼤和郡⼭市・天理市・桜井市・宇陀市・⾹芝市・⼤和⾼⽥市・橿原市・葛
城市・御所市・平群町・斑鳩町・安堵町・川⻄町・三宅町・⽥原本町・三郷町・王寺町・河
合町・広陵町・曽爾村・御杖村
・利⽤⽅法 :契約後、定期集荷を⾏い配送
・リードタイム:集荷翌⽇に配送
・システム活⽤:⼤⼿宅配事業者と同レベルのシステムを採⽤。組合設⽴以来、積極
的なシステム投資を続け、中⼩事業者でありながら、「荷物追跡システム」「不在
再配達システム」「専⽤伝票発⾏システム」「全ドライバーの端末にゼンリンアプ
リ」などを導⼊し、⾼精度な配送を展開
・そ の 他 :BtoC 配送のみならず、BtoB 配送にも対応可能
【今後の展開】
今回「宅配ミニ」の提供により、通販・EC 業界を中⼼とした荷主企業の課題解決を図
っていきます。「宅配ミニ」では1年間で 5 万個、3年後に 20 万個の取り扱いを⽬指し
ます。併せて、さらに多くのエリアでこの新しいサービスの展開をしていく予定です。
宅配のサービスアンカーとして、荷主企業・運送会社・⼀般ユーザーが⼿を取り合
い共存していける業界の実現の⼀助となれるよう尽⼒していく所存です。
「LCC 配送ソリューション」の提供を通じて、今後も、より安価で便利で環境に優しいサ
ービスを提供してまいります

https://www.lnews.jp/2024/07/q0702301.html